NTT東日本と西日本の両社は、12月中にインターネットへの高速接続サービスであるADSL(非対称デジタル加入者線)の本格展開を始める。昨年12月から試験サービスを行ってきたが「商業サービスとして実現可能」(NTT東日本)と判断、「フレッツADSL」(仮称)の名称で事業開始することになった。
現状の試験サービスでは、月額5,100円(通話料別)の料金を設定しているが、本格導入に際しては値下げを検討しており、同4,000円台になる見通し。ただ、初期費用などが必要になる。
NTTグループは、ネット向けではISDN(総合通信デジタル網)に力を入れてきたが、ADSLにも本格参入することになった。ADSLはまだ全国で数千件しか普及しておらず、専門の事業者などの参入が活発化している。NTTグループの事業展開で、顧客獲得競争も激化することになりそうだ。
■URL
・NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/release/
・NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/
・DSL関連情報一覧~郵政省が22日からHPに掲載
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/20/doc1090.htm
・月7,000円でADSLの常時接続サービス~NECが12月から
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/08/doc969.htm
(塩谷麻樹)
2000/11/22
17:55
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