NTT（9432）が20日発表した2000年9月連結決算は、NTTドコモ（9437）グループの業績好調を反映して、経常利益は前年同期比11.9％増の5,510億円に達した。しかし、連結各社とも退職給付会計基準の変更による差額を特別損失に一括計上しため、中間利益は同27.1％減の1,753億円にとどまった。

　 売上高に相当する営業収益は、同9.5％減の5兆4,858億円だった。主要連結企業ではNTT西日本のみが経常赤字（416億円）だった。2001年3月期は、営業収益が11兆3,230億円（前期比8.7％増）の予想。純利益は678億円の赤字から1,860億円の黒字に転換するがドコモの見通し（3,470億円）のほぼ半分にとどまる。