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大型案件受注で通期売上高は6.7%増の7,740億円に~NTTデータ

  NTTデータ(9613)の2001年3月末連結決算見通しは、売上高7,740億円(前期比6.7%増)、経常利益380億円(同9.5%増)、当期利益210億円(前期は181億円の赤字)の増収増益となった。IT関連投資の復調を背景に、SIビジネスの伸びやインターネット関連の新規事業も好調なスタートを切ったことが主な理由。

  同社のメイン事業であるSI事業は、金融や通信事業者向けが着実に数字を伸ばし、ネットワーク関連、インターネット事業も好調。ただし、異業種企業の参入や顧客からの低価格化要望が進み、厳しいマーケットの環境は変わっていない、としている。

  中間期については売上高3,465億円、経常利益199億円、中間期利益111億円をそれぞれ計上。地方銀行6行の参加が決まったNTTデータ地銀共同センターのスタートや、大手ゼネコン、日本オラクル(4716)との提携による建設資材調達業務IT化事業など、大型案件の受注が目立った。

■URL
・ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/profile/release/121117.html

(市川徹)
2000/11/17 17:48