日立製作所(6501)と日立金属(5486)は、新潟県の糸魚川地域広域行政組合から国内で初めてのリサイクル方法を使った、「都市ごみ炭化燃料化施設」を受注した。フランスから技術導入して建設するもので、施設の名称は「糸魚川地域広域行政組合ごみ処理施設」。2002年3月の完成予定。受注額は29億2,950万円。
このリサイクル施設は(1)生成される炭化物は石炭並みの熱量があり、安全な燃料として利用可能(2)運転費の低減(3)金属のリサイクルも可能(4)排ガス中のダイオキシンを抑制――などの特徴がある。都市ごみを粉砕、乾燥、炭化のプロセスにより処理する。できあがった炭化物は、セメントの原燃料として使われる。フランスのTHIDE社が開発した炭化炉の基本技術を日立が導入し、施設の主な機械、電気設備を同社が、ごみの受入設備、土木・建築設備を日立金属が担当していく。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0011/1115.html
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/index.html
・日立金属
http://www.hitachi-metals.hbi.ne.jp/
(塩谷麻樹)
2000/11/16
13:48
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