NTTソフトウェアは、花き卸売り最大手の大田花き（7555）と共同で、インターネットを利用した花きの市況情報公開サービス「ここほれわんわん」を16日から始める。会員制のサービスで、市場動向や首都圏での花のトレンド情報などをネットを通じ、生産者や関係機関に提供していく。月額サービス料金は3,000円～1万円。

　 これまで、花き業界では情報が体系的に整備されておらず、市況データをタイムリーに把握することが難しかったという。NTTソフトはこれまでに培ってきたネット関連アプリケーション開発力とシステムインテグレーションのノウハウをベースに、データベースサーバを構築した。このサービスの決済処理は、同社が運営するデジタルコンテンツ配信のショッピングモール「ベイサイド」が活用される。

　 「ここほれわんわん」のネーミングは童話をモチーフにしており、クリックして情報を探すのが「穴を掘る」作業に似ていることから採用したという。将来は、このシステムを他の市場やスーパーなどの流通業界でも適用できるとして、サービスを拡大する方針だ。