ソニー（6758）が再び2位に返り咲き、富士通（6702）は3位に転落―。マルチメディア総合研究所が8日発表した日本3大電気街（東京・秋葉原、大阪・日本橋、名古屋 ・大須）での2000年度上半期（4―9月）のパソコン店頭販売調査によると、今年度第1四半期（4―6月）で3位に後退していたソニーが富士通を再逆転し、2位に踊り出たことが明らかになった。

　 トップはNEC（6701）で3電気街トータルでのシェアは23.6％だった。2位と3位のシェアの差はわずか1ポイントであり、各メーカーは熾烈な競争を繰り広げている。

　 調査によると、3電気街のパソコン販売台数は前年同期比18.4％増の52万9,000台で、販売金額は同12.8％増の1,074億9,000万円だった。しかし、店頭市場全体における3電気街のシェアは、前年同期の22.1％から17.1％と5ポイント低下している。

　 同研究所は、2000年度下期（10―3月）の3大電気街の販売見込みを同5％増の約56万台としている。2000年度全体では初の100万台突破となる見込み。