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「クルーソー」のトランスメタが7日にNASDAQ上場~高人気で公募価格21ドル |
低消費電力のMPU「クルーソー」を開発したトランスメタ(ティッカーTMTA)が7日、米国NASDAQ市場に新規上場する。米国証券取引委員会(SEC)に最初にファイリング(新規上場申請)したのは8月17日。10月には取引開始される見込みだったが、相場環境の悪化などから先延ばしにしたようだ。 1株あたりの公募価格帯は、当初11-13ドルだったが人気が高いことから11月3日には16-18ドルに引き上げられ、最終的には6日に21ドルに決まった。最初の価格帯から、およそ75%上昇した計算。公募株数は1,300万株で、総額は2億7,300万ドル(約290億円)のIPOとなる。 同社は、サン・マイクロシステムズでICの開発を行ってきた最高経営責任者のDavid R. Ditzel氏(43)が1995年3月に設立した半導体回路の設計・開発企業。いわゆるファブレスで、半導体の製造はIBMに委託している。AMDのようなインテル互換MPUとして、初めて発表されたのは2000年1月。OSはWindowsのほか、1997年にLinuxの生みの親であるLinus Torvalds氏が開発スタッフに加わったことからLinux(同社が独自にカスタマイズしたMOBILE LINUX)もサポートしている。「クルーソー」の由来は、ロビンソン・クルーソーのように世界中を長期間旅するように、情報機器を利用するという意味からきている。 主要株主は、アメリカ・オンライン(AOL)、コンパック(CPQ)、三星電子、ゲートウェイ(GTW)、George Soros氏のファンドである「Quantum Industrial Partners」など。「クルーソー」を採用したメーカーは、ソニー(6758)、NEC(6701)、富士通(6702)、日立製作所(6501)、ゲートウェイで、ソニーとNECが10月に搭載ノートPCを発売、富士通も今月発売予定になっている。 ■URL・トランスメタ http://www.transmeta.com/
(別井貴志)
2000/11/07
14:33
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3/30(金) |
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