東芝（6502）が27日発表した2001年3月期の9月中間期連結決算は、携帯電話やパソコン向け半導体需要が高水準となったことなどにより、売上高は前年同期比7.8％増の2兆8,259億円、中間純利益は前年同期の赤字（484億円）から538億円の黒字転換した。中間利益の黒字は3期ぶり。部門別では、電子デバイスの売上高が同32％増の8,153億円と大きく伸び、減収となった情報通信・社会システム部門などを補った。

　 通期もIT関連企業の設備投資の回復など環境が好転する見通しで、売上高は6兆2,200億円と、連結で初めて6兆円を突破する。税引前利益は2,500億円、純利益は1,370億円を予想しており、純利益は1990年3月期以来、11期ぶりに過去最高を更新する。