|
トップページに戻る | ||||
中小型TFTカラー液晶でトップシェアを~NECとカシオが全面提携 | |||||||||||
NECが開発した反射型TFTカラー液晶技術やカシオの有する同透過型技術、中小型モジュール化技術など両社の開発リソースと生産能力を相互に融通・補完しあうことで中小型カラー液晶の分野でのシェア拡大を狙う。半導体やバックライト、カラーフィルターなど部品の共通化を積極化するなどコスト削減にもつなげていく。 開発については、カシオが透過型を、NECが反射型を開発し、開発された製品は相互供給して双方のブランドでそれぞれ販売する。生産は、透過型の前工程(パネル工程)を両社で分担し、後工程はカシオが行う。反射型については前工程をNEC、後工程をカシオが担当する。 NECは、透過型に加えて反射型TFTカラー液晶の生産に対応するため新たに30億円を投資し、NEC秋田のA-1工場の一部を転用してガラス基板(37センチX47センチ)を月間1万枚処理できる反射型の生産ライン構築を進める。カシオも、反射型の後工程ラインを構築するため20億円を投資し、高知カシオの生産ラインの増強を図る。両方とも来年春の本格稼動を目指す。 2002年には、両社合わせて中小型TFTカラー液晶市場の30%超のシェアを握ることを目標にしている。PC向けなど大型液晶の分野は、韓国や台湾などアジア勢との競争を受け価格の下落などの影響を受けているものの、それらの勢力はまだ中小型市場に進出する準備ができていないため、当面は有利な状況が続くという。 ・ニュースリリース http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0010/2401.html ・カシオ http://www.casio.co.jp/
(別井貴志)
2000/10/24
19:12
| |||||||||||
3/30(金) | |||||||||||
プライバシーについて | 編集部へのご連絡 | Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved. |
本サイトの内容につきましては万全を期しておりますが、提供情報がシステム等に起因する誤りを含んでないこと、すべての事柄を網羅していること、利用者にとって有用であること等を当社及び情報提供者は保証するものではありません。 当社及び情報提供者は利用者等が提供情報に関連して蒙った損害ついて一切の責任を負いません。投資等の判断をされる場合は、他の資料なども参考にしたうえで、ご自身の判断でお願いします。 |