オンライン専業のマネックス証券（8626）と、みずほフィナンシャルグループは、ゲーム大手のコナミ（9766）と提携し、同社のゲームソフトの開発投資費用を証券化して販売する新事業に乗り出す。投資したゲームソフトの売上に応じて証券の価値が変動する仕組みとなる見通し。ゲームソフトの開発投資を証券化するのは国内で初めての試みとなる。マネックスなど3者は25日に正式発表する。

　 ゲームソフトの開発には数億円から数10億円の投資が必要だが、コナミは証券化で資金調達のパイプを広げる。また、マネックスはオンライントレードの顧客層がなじみやすいゲームソフトの証券化で、顧客基盤を広げる狙いがあるものと見られる。ゲーム業界ではスクウェアが、米国で制作するCG映画「ファイナルファンタジー」の投資資金の証券化を検討している。