サービス・手数料の概要

　 フランスの金融機関大手、BNPパリバ（8665）傘下のオンライン証券会社である「イー・コータル証券」は19日、11月中旬から日本で個人投資家向けに証券や投信の取引サービスを開始すると発表した。同社は10月10日に証券業登録している。本格開始を前に10月23日からWebサイトを開設し、インターネットとコールセンターにより口座開設申し込みを受け付ける。

　 欧州系では、今年の3月にソシエテ ジェネラル証券がNEC（6701）と共に今秋から日本でオンライントレードを開始するとしていたが、システム開発などが遅れ、業務開始は2001年となる可能性が大きい。このため、イー・コータル証券が欧州系としては初のオンライン証券となる。

　 取引サービスは、株式・転換社債を扱う「The Stocks Shop」と投資信託を扱う「The Funds Shop」の2つを窓口として設ける。「The Stocks Shop」では当初、日本株のみを扱うが、欧州をはじめ世界の主要市場の銘柄にも広げ「World Stock Shop」としていく計画。

　 「The Funds Shop」は30種類超で開始し、「お任せ型」のニーズに応えるため欧州でのノウハウをもとにしたライフスタイル別の年金運用型投信の提案も行う。このほか、口座を開設するとQUICK社提供の株価情報、時事通信提供の経済ニュースがそれぞれリアルタイムのものを無料で閲覧できる。個別株価が、あらかじめ登録しておいた価格をつけたときに電子メールや携帯電話で通知を受けることができる「タッチメール」サービスも行う。