IT戦略会議（議長・出井伸之ソニー会長）とIT戦略本部（本部長・森喜朗首相）は20日午前に、3回目の合同会議を開き、政府が次の臨時国会に提出を計画しているIT基本法案（高度情報通信社会形成推進基本法案＝仮称）を了承した。

　 同法案は「世界最高水準の高度情報通信ネットワークの整備」を目標にしており、政府の今後3年間におけるIT高度化への基本理念を定めている。具体的には（1）行政の情報化推進（2）ネットワークのセキュリティー確保（3）国民の学習機会拡充などを盛り込んでいる。さらに、「高度情報通信社会推進戦略本部」を内閣に設置したうえで、期限を切った重点計画の策定を行うよう、うたっている。

　 合同会議の了承により、IT基本法案は21日に召集される臨時国会に提出されることになった。