国内最大のISP（インターネット・サービス・プロバイダー）であるニフティは13日、ヨーロッパ最大のISPの独T-Onlineと提携を結ぶことで合意した、と発表した。相互のネットワークをおたがいの会員に開放することなどを計画している。ニフティは今年7月以降、香港、シンガポール、韓国それぞれの国のISPと相次いで提携しており、世界規模のISP連合を形成しつつある。

　 ドイツテレコム子会社の独T-Onlineは、地元ドイツやフランス、オーストリアなどに600万人の会員を持つ欧州最大のISP。世界的にも会員数では2番目にある。提携の内容はダイレクトフリーローミングと呼ばれるネットワークの相互開放、コンテンツやEコマースの開放、技術協力などを盛り込んでいる。日本にいながらドイツのコンテンツからショッピングすることも可能になる。

　 ニフティは8月末現在で392万人の会員を持つ。T-Onlineとの提携によって1,000万人規模の連合が出来上がることになる。