日立製作所（6501）は11日、米MolSoft LLCと提携したと発表した。MolSoftの構造ゲノム解析ソフト「バイオパッケージ/インターナルコーディネートメカニックス Ver2.8」を日立が独占的に国内販売するほか、同ソフトを中心とする情報基盤構築サービスに乗り出す。

　 同ソフトは、タンパク質やペプチド、低分子、DNAなどの分子構造におけるエネルギーの安定構造を最適化計算して算出するもの。GUI機能をフルに使って3次元構造のグラフィック表示やアニメーションでも表示できる。

　 日立のライフサイエンス推進事業部がこれに注目。製薬メーカーによるゲノム情報に基づく創薬研究が激化していることから、ゲノム解析を支援するバイオパッケージによるソリューション事業に乗り出すこととなった。

　 サービスの提供は9月20日から。フル機能版の価格は年間でおよそ400万円。