パシフィック・センチュリー・サイバーワークス（PCCW）とジャレコ（7954）は6日、ジャレコによる第1回目の第三者割当増資がこの日完了し、PCCWグループがこれを引き受けてジャレコの発行済株式数の約55％を取得したと発表した。

　 すでに、PCCWグループは8月30日に終了した公開買い付け（TOB）によりジャレコ株式の約37％を取得しており、今回の割当増資完了によって実質的な経営権を掌握した。

　 今回の第三者割当増資には、戦略的なパートナーとして電通、ぴあ、オリックス（8591）が参加。今後、PCCWジャパンと業務提携を行なう予定になっている。

　 今後、PCCWグループはジャレコの臨時株主総会で取締役を指名し、経営権を取得したのち、ジャレコの社名を「パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン」（PCCWJ）に変更する。

　 PCCWJは、2000年11月7日に2回目の第三者割当増資を実施する計画で、それによりPCCWグループの持ち株比率は約83％に引き上げられる。資本基盤を確立したうえで、テレビとインターネットを統合したグローバル情報サービス「NOW」の日本での展開を進めていく。