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日本IBM、超高速次世代テープドライブ発売

   日本IBMは24日、転送速度が毎秒30MBの速度をもつ次世代磁気テープ規格「LTO(リニア・テープ・オープン)」に準拠するテープドライブ製品を発売すると発表した。300ページの小説なら約3秒で読み込める、というもので同社では「新規格に準拠したテープドライブは業界で初めて」としている。9月1日から出荷し、価格はテープドライブが136万円から。

   「IBM ウルトリウム」のネーミングがついた同商品群は、1997年にIBM、ヒューレット・パッカード、シーゲートの3社が共同開発したLTO規格に基づくフォーマット製品。カートリッジテープ1巻に200GB(非圧縮時は100GB)の情報を収めることが可能で、高速記録によって従来の同種類のバックアップ方法に比べると、およそ半分で済むという。

   また、NEC(6701)は同日、同製品の主要部分であるメカニカルデッキ部の開発と生産を担当し、IBMへの供給を開始したと発表した。従来から中大型用サーバー磁気テープ装置をIBM向けに製造しており、今回の開発と供給によってNECは「さらに提携関係を拡大した」と話している。

■URL
・日本IBMニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/08242
・NEC
http://www.nec.co.jp/

(市川徹)
2000/08/24 15:58
3/30(金)
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