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IIJ系のクロスウェイブが米NASDAQに新規上場 | |
ネットワークインフラを提供するクロスウェイブ コミュニケーションズ(CWCI)は4日、米国NASDAQ市場に新規上場した。 同社は、98年10月にIIJとソニー(6758)、トヨタ自動車(7203)の共同出資によって設立された日本初のデータ通信専用の通信会社。ファイバー回線を利用し、データ通信専用の高速、大容量の基幹ネットワークを構築し、高速バックボーンサービス、広域LANサービス、データセンターサービスを手掛けている。 公募株数は1,739万2,000ADS(米国預託証券、1ADSは0.005普通株に相当)。1ADSあたりの公募価格14ドルに対し、上場初日の終値は 1/16ドル高の14 1/16ドルと小確り。高値は15ドルまであったが、安値は13 41/64ドルと公募価格を割り込む場面も。出来高は1,885万4,700ADSとNASDAQ大商い7位だった。 CWCIは、今回の上場に伴ない公募とは別途に筆頭株主のIIJに対し300万ADSに相当する普通株式1万5,000株を日本国内において公募価格と同値で割り当てた。上場後のCWCIの発行済み株式総数は1億39万2,000ADS(50万1,960株)となるが、新株式の追加発行に基づく260万8,000ADS(1万3,040株)の追加買取権を付与しているため、これを行使した場合、総数では1億300万ADS(51万5,000株)。 これに基づいた株主比率は、IIJが33.98%(上場前は40%)、ソニーとトヨタがそれぞれ23.30%ずつ(同30%)となる。 やはりNASDAQに上場しているIIJのこの日の株価は、2ドル高(5.1%高)の41ドルと上昇。同社は99年8月4日に同市場に新規上場、公募価格23ドルに対し、初日終値は31 5/16ドルだった。日本の市場には上場せず、NASDAQに上場している唯一の企業だったが、今回のCWCIも同様となった。IIJは上場後、上昇トレンドを続けたが、2000年3月以降は軟調な展開で公開来安値の水準に近づいている。 一方、米国の新規公開・上場はイントラリンクやブロードバンドNOWが延期するなど冴えない状況だが、アメリカオンライン・ラテンアメリカ(AOLA)が7日もしくは8日、NASDAQに新規上場する見込み。公募価格は当初予定価格帯の15~17ドルから8~10ドルに大きく引き下げられ、弱い地合いを示すかたちになっている。
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(別井貴志)
2000/08/07
15:17
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3/30(金) | |
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