三菱地所（8802）と丸紅（8002）は27日、大手町や丸の内、有楽町のオフィス街で光ファイバー網を使って大容量で高速の通信環境を整備する共同出資会社「丸の内ダイレクトアクセス」を設立し、郵政省から第1種電気通信事業免許を取得したと発表した。

　 電子商取引の拡大や、コンテンツのブロードバンド化など、今後企業による高速のインターネット接続やデータセンターの利用増が一段と見込まれるため、それらのニーズに対応するために新会社を設立した。

　 設立時の資本金は2億4,500万円だが、来年初頭には4億9,000万円に増資する予定。出資比率は三菱地所が51%、丸紅が49%。

　 8月初旬から業務を開始する予定で、光ファイバー網を敷設していく。サービスの開始は2001年春を計画し、通信インフラを広く他の通信業者にも開放する。