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カシオとコーセー、ネイルプリンターを共同研究。15秒で爪の端までプリント
2019年10月31日 16:14
カシオ計算機はコーセーと協業し、ネイルプリンターに関する共同開発研究を開始する。コーセーが12月17日に銀座にオープンする体験型の新コンセプトストア「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」に、カシオのネイルプリンターを設置し、実証実験を行なう。
実証実験に使われるプロトタイプのネイルプリンターは、ハガキ&フォトプリンター「プリン写ル」で培ったインクジェットプリンティング技術や、独自開発の爪輪郭認識技術、湾曲補正技術を搭載。手書きでは難しい高精細なデザインを、湾曲した爪の端まで綺麗にプリントできるという。
印刷所要時間は、デザインに関係なく1本15秒と短く手軽に楽しめる。オリジナルのデザインだけでなく、自分のスマホで撮った写真もプリント可能。
カシオはコーセーと協力し、ネイルプリンターによりビューティーテック市場に参入。コーセーの化粧素材開発力やブランド力と、カシオのプリンティング技術や画像処理技術とを融合させ、ネイル領域における新たなユーザー体験を目指すという。
Maison KOSÉは、コーセーが新たな顧客接点づくりの一環として開発しているデジタルプラットフォーム融合型の店舗。カシオのネイルプリンターのほか、パナソニックが開発中の肌状態を分析、数値化する機能や、“なりたい顔”のイメージを見える化する「Snow Beauty Mirror」も展開する。
また、メイクアップアイテムをブランド横断で展開するほか、AR/AIを活用したサービスも用意する。米国の化粧品ブランド「tarte」も日本で初展開し、約200アイテムを取り扱う。Maison Koseの所在地は東京都中央区銀座 7-10-1。延床面積は約500m2。
また、オウンドメディア「Maison KOSÉ」も11月8日にオープン。ブランドを横断した商品紹介や店舗検索、美容情報、SNSからの発信を行なうほか、コーセー商品のECサイトやポイントプログラムなども展開する。