Impress Watch 10th Anniversary Special

2002年全Watch 年間アクセスランキング

～　ネットワークゲームの黎明期　～

　休刊した媒体も含めて、毎年なんらかのメディアが創刊されていたWatchシリーズだが、2002年は新創刊がなかった。

　この時点で、コンシューマー向けエレクトロニクス分野の製品やサービスについては、ほぼカバーできる体制が整ったといえるだろう。逆に言えば、それは状況の安定であり、革新の速度が落ちたということでもある。

●　全Watch 年間アクセスランキング　●

順位	題目
1	ファンイベント「RAG-FES 2」が蒲田で開催　　　Gravity、「ラグナロクオンライン 1.5」を正式発表
2	まるでサッカーボール？球型PCのサンプル展示がスタート
3	DVD画質でファイルサイズが41％減～「DivX 5.0」発表
4	ソニー、世界最小/最軽量のモバイルノートPC「バイオU」
5	【ビジネスシヨウ2002 TOKYO】ドコモブースは504iシリーズとSH251iで大盛況
6	世界初の2足歩行ロボット競技大会「ROBO-ONE」開催
7	ガンホー、「ラグナロクオンライン Episode1.5 Attack of the Ancient」を正式発表
8	Matrox、世界初512bit GPU「Parhelia-512」を発表
9	ドコモ、カメラを２つ搭載した薄さ18.8mmの「P504iS」
10	スクウェア、PS2「ファイナルファンタジー XI」アクセス集中により接続できないトラブルが発生
11	「FF XI for Windows」の発売で自作PCマーケットが活性化？
12	シャア専用ノート!? 赤いノートPC「ガンダムパソコン“CHARモデル”」
13	ドコモが504iシリーズ発表、「D504i」「F504i」を５月24日発売
14	フリーのMP3エンコーダー「午後のこ～だ for Windows」が配布再開
15	スクウェア、「ファイナルファンタジーX-2」を発表

　この年のランキングの1位はネットワークゲーム「ラグナロクオンライン」のファンイベントだ。この時点で、インターネットに接続されたPCをベースに、ネットワークゲームの普及が始まっていたことがわかる。

　2位は、球形のPCケースのニュースだ。すでに性能競争が収束し、パーツ業界も“ネタ”になる製品へとシフトしていた。

　3位は、動画コーデック「DivX」のニュース。このころは自分で“焼ける”メディアがCDベースの段階だったため、圧縮率とファイルの容量は非常に大きな関心事だった。このあと、DVDベースの書き込み可能なメディアの登場で、コーデックへの関心は下がって行った。

　4位は、ソニーの超小型ノートPC「バイオU」のニュース。常時携帯が可能なモバイルノートへの関心は、このころから変わらない。

　5位は、ビジネスショウで展示された携帯電話のニュース。ドコモは504iの時代になり、二つ折りのタイプが主流となっている。第2世代の携帯端末としては、ほぼ完成に近づいた時期だった。

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